株式会社エヌ・アンド・アイ・システムズ

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Service

はじめに

当社(株式会社エヌ・アンド・アイ・システムズ:以下N&I)では、DX(デジタルトランスフォーメーション)時代に対応したサービス展開を行うため、現下において下記4つの施策を実施しています。

①DXインテグレーションセンター™の開設
②DXエンジニアリングサービスの立ち上げ
③DXエンジニア社内認定制度の創設
④DXオンラインサロンの開設

本コラムでは、上記①についてお話をしたいと思います。

 

DX時代における戦略的企業課題(イシュー)剔抉の重要性

今、世はまさに、ITを起点にした社会変革「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の時代を迎えており、あらゆる産業分野において、その対応力が求められています。そういった中で、近頃、実際にDXに取り組む企業から「PoC(概念実証)疲れ」や「DXはバズワード」といった言葉がささやかれるようになってきました。

なぜでしょうか?

当社顧問でありDXインテグレーションセンター™のセンター長である中西崇文氏(武蔵野大学データサイエンス学部データサイエンス学科准教授)は、著書の中で次のように書いています。

“世相的にも、人工知能の利活用を真剣に考えるフェーズ(段階)になった今、「どこでどのような人工知能を適用していくのか」という議論の方が、人工知能の技術面を洗練化させる議論よりも重要となりつつある。”

出典:中西崇文,『稼ぐAI 小さな会社でも今すぐ始められる「人工知能」導入の実践ステップ』,朝日新聞出版,2019,P2

AIないし広い意味でのDXを考える場合、やはり技術そのものではなく、どういう業務課題(イシュー)に対応していくかが、重要であるという指摘です。逆に申しますと、課題が不明確なためにPoCを繰り返して疲れてしまうのだとも言えます。

筆者の私見ですが、特に日本の場合、ITを企業活動の効率化や省力化の観点でとらえているきらいがあり、欧米のように戦略としてのITの視点が弱いと感じております。インターネット/クラウドの普及により、企業活動が国内での競争では済まなくなっている現状では「戦略としてのIT」の視点はさらに重要になると思われます。

また、前回もお話ししましたが、DX時代のITが「従来の企業活動の補助的役割(=レガシーIT)から、企業活動そのもの(本業自体)に必須の道具に変質」している現状を考えますと、企業が生き残るためには、戦略性を持った事業課題(イシュー)を的確に議論/剔抉していく必要があるのではないでしょうか。

PoCやインプリは、その後ということだと考えます。

 

DXインテグレーションセンター™開設の意義

N&Iでは、DX化推進の要(カナメ)は、上記事業課題(イシュー)を的確に捉えることと考えまして、そのお手伝いをすべく、DXインテグレーションセンター™を設立いたしました。

当センターは、“お客様企業のDX化の総合相談窓口”として、下記のような項目を実施いたします。

・ビジネスデザインスケッチ
・表出化/要件化/データ化/指標化等
・データマネジメント
・AI等によるデータ分析、モデル構築、PoC
・プロトタイプ作成
・ビジネスモデル特許取得支援
・AI等の新産業育成等への助成金相談  ・・・など

お客様と共に課題を共有し、長年培ってきましたITの実装知見に基づきまして、的確なサポートを行ってまいります。

 

お問い合わせ先:
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DXインテグレーションセンター™
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DXインテグレーションセンター™ 副センター長
佐藤 桂

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