キャリアアップできる人はここが違う! 成功者になるための5か条
グローバル経済の回復に刺激され、より良い雇用条件を求めて転職する人が世界的に増加している。ヘイグループは、今後5年間の世界的な転職率は23%にまで上昇すると予測しており、また厚生労働省の調べによると、2012年の日本の離職率の割合も、前年比0.4ポイント上昇して14.8%であったという。日本でも、キャリアアップのために転職するという選択肢が、人々の間に徐々に浸透している様子が伺える。
しかし、転職すれば誰もがキャリアアップを実現できるというわけではない。大切なのは、キャリアアップにつながる仕事への取り組み方を身に付けることなのだ。ここでは、そんなキャリアアップへの夢を実現するためのポイントを5つ紹介しよう。
キャリアアップを実現するための5か条
1. 計画性を持つ
もし自分の可能性を最大限に生かしたいと望むのであれば、まずは計画性を持つことが大切である。キャリアアップを果たす人たちは、自分が一体どこへ向かっているのか、そしてそこへ到達するためにどのようなステップを踏めばよいのかといった、明確なキャリアプランを常に頭に置いているのだ。
2. 「与えられた仕事+α」を心がける
与えられた仕事をこなすことだけに、自分の可能性を制限してはいけない。自分へと課された責任を果たすことはもちろん大切なのだが、常に期待された以上の働きをするよう心がけることが、キャリアアップへの大事なステップとなるのだ。
3. 自分の実績を記録する
自分の会社での業績は全て記録し、きちんと保管しておくようにしよう。特に会社の優先事業に関連するものについては、詳細に記録しておくことが大事である。これは、上司に自分が会社のためにいかに貢献している人材であるかをアピールするための、絶好の資料となり、パフォーマンス評価の時期などには特に役に立つ。
4. 自分自身をフリーエージェントであると考える
一つの会社に留まろうと別の会社へ転職しようと、自分の選択肢は常にオープンな状態にしておき、自分自身を独立したエージェントであると認識するようにしよう。自分のキャリアに対する主導権をきちんと保持している人は、そうでない人に比べて、キャリアアップのための階段をより確実に登っていくことができるはずである。
5. エクゼキューター(遂行者)からイニシエーター(首唱者)へ
会社の90%の従業員は、ただ与えられた仕事をこなすエクゼキューターである。そして、残りの10%が、頼まれていない仕事までをも自発的に行うイニシエーターである。キャリアアップの梯子を速く登りたいのであれば、イニシエーターでいるように心がける必要がある。
まとめ
キャリアアップのチャンスは、ある日朝起きたら目の前に用意されているというものではない。それは、計画的に主体的に上を目指してこそ実現する、努力した人だけが獲得することのできる報酬なのだ。あなたも、明日からこれらのポイントを常に念頭に置いて、成功への道を切り開こう。
参考:
How to Fast-Track Your Way Up The Corporate Ladder
Worker turnover rate rising, says Hay study
http://www.stjobs.sg/career-resources/hr-updates/worker-turnover-rate-rising-says-hay-study/a/132560
画像:
http://pixabay.com/en/career-man-career-ladder-silhouette-111932/