ISO20000と犬の躾
先日、社内の勉強会がありました。
社員参加にて、講師を招きISO20000のレクチャーを受けました。
とても有意義な時間で、ISO20000とは?ITILとの関係性は?・・・等分かりやすい説明を受け、あっという間の一時間でした。
私には溺愛する愛犬がいます。
犬を飼うということは、その固体の命を守ることであり、人間の世界で生きて行くためのルールを教えてあげる=躾をすることです。人間の世界のルールを守れないと、一緒に生きていくことが極めて困難になるためです。
このことは、私の大好きなシーザー・ミラン (Cesar Millan) (アメリカのドッグトレーナー・動物行動学者)の受け売りでもありますが・・・・・
犬の躾は、家族全員が同じルールを守ることが重要です。
その方法はパック(集団・家族)で考え(P)、行動し(D)、振り返りチェックし(C)、よりよい行動へ改善していく(A)という過程を通ります。
パック内の誰か一人でもそのルールを守らないと、犬が混乱し自分で判断を始め、犬自身でルールを作り、結果犬がパックリーダーになってしまうのです。
犬には、人間の心はお見通しです。
だから、真摯に向き合い、パックとしての正しいルールを教えてあげる必要があるのです。
実際、私も愛犬に心を読まれっぱなしですが・・・。
ISO20000と犬の躾。
まったくかけ離れたもののようですが、どちらもパック=組織を形成しPDCAサイクルを実行し、行動する点では似ているかも知れません。
パックに所属するメンバーがリーダー(組織の場合は経営者ですね)から発信されるルールを守り、よりよいものを作り上げていく。
ISO20000に繰り返し出てくる、PDCAサイクルはとても必要な作業です。
計画する→実行する→実行したことを振り返る→もっとよくするために考える。
チーム・組織・会社が同じ方向に進むためにはルールが必要であり、ルールは明文化される必要があります。
また、作成したルールは常に実行され、改善され、よりよいものにブラッシュアップされていかなければならないと思います。
余談ですが・・・・
先日葛西臨海公園に愛犬の散歩に行ったときに、偶然運送屋さんのトラックに、ISO20000の文字がとても大きく書かれているのを見つけました。
こんなところにも、ISO20000なんて・・・・すごいな~と思った日曜の午後でした。