今さらファイアウォール? いえ日本の底上げです。【Fortigate】
ご存知の通り今年4月にWindowsXPのサポートが終了し、来年にはWindowsServer2003のサポートも終了します。
これらのOSが提供された10年前と現在では、インターネットの利用台数や規模、サービス内容が違い過ぎて、古い設計思想のOSは守ることが難しすぎるので『放棄します』がマイクロソフトの本音かと思います。
古いOSを使う企業にとっては、否応なしにセキュリティが一段下がってしまう中
- 4月19日 OpenSSLの脆弱性
- 4月26日 IEの脆弱性
と立て続けに緊急レベルの脆弱性が発表されました。
OSサポート終了がマスコミを賑わせていたせいもあり、当社のお客様でもセキュリティ意識が高まっていた時期だったので、非常に多くのお問い合わせを頂き、対応に追われました。
それが一段落した今、改めて企業の最低限のセキュリティを考えてみました。
日本の企業のほとんどを占める中小企業のIT最適化の割合は、総務省によると平成25年の時点で19.7%だそうです。
当社のユーザにはおりませんが、故あって私が初めて伺う企業では、アンチウィルスソフトの導入といった家で行っている程度の初歩的なセキュリティ対策さえなされていない企業も存外多いのです。
そしてそう言った企業はたいてい対策の必要性を感じていなかったりします。
曰く、『ウチには盗まれて困るデータ?そんなデータは無いよ』
そう言っていて踏み台にされ、世界中にフィッシングメールをばら撒いた会社を私は知っています・・・・
セキュリティはお金がかかります。セキュリティを上げても便利にはなりません。
しかしインターネットに接続して業務を行う以上、最低限行うべき対策というものがあります。
- ゲートウェイへのファイアウォール導入
- アンチウィルス
- WindowsUpdateをはじめとしたソフトウェアのアップデート
※特にJavaRunTimeとAdobe系
上記すべてを一括で叶えるソリューションは……私が知っている限りありません。
(論理的配置が異なるので当たり前ですが)
ただし上の2つを一括で備えるものはたくさんあります。
代表格としてはUTMでしょうか。
中小企業のIT最適化が19.7%から少しでも向上することを願い、初歩的対策など今さらですが、それでも根源的問題の解決をしていただくためUTMの代表格であるFortigateを廉価に導入するメニューをご用意しました。
はっきり言ってこのメニュー、当社はあまり儲かりません。そういうプライシングにしてあります。
導入側は何も考えなくてもこの装置一ついれれば、ゼロ対策の状態から最低限のセキュリティまでは向上します。
セキュリティ意識がゼロの方はこのブログは読んでいないでしょうけど・・・