新米ITセクレタリィ®の奮戦記～私がMESHで開発?!～【第七章】

People 2017年8月7日

何つくろうかな～

さて、色々あったけれど、無事にMESHアプリをインストールできたので作業を進めよう。

ってあれ？んー？？なぜかMESHがiPadにつながらない・・・
充電はバッチリだし、アプリも入れたし、何でだろう。まさか初期不良？！

公式サイトで色々原因を探してみたけれど、
iPadのOSも最新バージョンになっているし、エラーってわけでもないみたい。

「紫陽花さん、私のスマホにMESHをつなげていいですか？」

「ん？いいけど、何かあったの？」

「あの、実はiPadがMESHにつながらなくて・・・私のスマホ、Androidにつながるか試してみたいんです。・・・ってあれ？つながった・・・」

「なるほど。それってさ、あれだよ、あれ。ちょっとiPad見せて。・・・玉城さん、稼動確認機種は確認した？これ、かなり古い機種みたいだけど。」

「ほら、ここ」と室長が裏面に書かれている小さな文字列「Model xxxxxxx」の表記を見せてくれた。んー、パッと見ただけではわからないけど、確かに稼動機種には該当していないみたいだ。

「これじゃあつながらないね（笑）ちゃんと対応しているiPadを借りようか。」

その後、新しいiPadを借り、OSと機種を確認、アプリも再度インストールして、無事にMESH開発のスタートを切りました。

数日後・・・・

うーん。

うー・・・ん。

iPadがつながったのはいいけれど、その先が続かない・・・

MESHの機能やIoT事例も確認して、面白そうだなぁと意欲は出てきたんだけど、全然アイディアが浮かばない！

さて、困った。

発表まで期間があるから安心していたけど、この状況が続くとさすがに間に合わない。

室長に助けてもらおうとしたら「俺のアイディアで作っても面白くないでしょう。玉城さんならではの独創的なアイディアを期待しているよ～」と、予想通りの返事が返ってきた。

MESHの開発は研修の一環という位置づけなので、仕事の合間に進めるんだけど、良いアイディアがないか思考をめぐらせている最中に「あっ、○○社の△△システム比較表作成の件、お昼までにやっといてね。」なんて依頼がくるから頭を切り替えるのが大変。そういえば社長が“スカンクワークス”*1 とか言ってたっけ。

*1スカンクワークス：革新的な製品・技術などを開発するために既存の研究組織とは別に設置される、（秘密の）独立型研究開発チームのこと。秘密裏に進められるプロジェクトを指すことがあり、さらに転じて技術者個人や少数チームが会社に報告せずに行っている研究開発活動をいう場合もある。

注：この奮戦記は実際のお話を基につくられたフィクションです。実際の組織、人物とこの物語の登場人物は必ずしも同じものではありません。また、誇張や創作が混じっていることをご了承の上、お楽しみください。

（玉城璃乃）