私がPMだ!主人公になりきってプロジェクトマネジメントを学ぼう【社内ITセクレタリィ®向けIT基礎研修】
5月11日 土曜日、本社にて「第3回ITセクレタリィ®向けIT基礎研修」が行われた。
前2回は講義形式で、「ITとは?」というITの基礎からプロジェクトマネジメントまで、ITセクレタリィ®としての基礎を学んできた。
今回はワークショップ形式で、3~4人でチームを組みプロジェクトに必要不可欠な「プロジェクト憲章」や「ガントチャート」を約4時間で作成し発表するというものだった。
プロジェクトの題材は「桃太郎」と「三匹のこぶた」。
チームはまずどちらかの題材を選び、プロジェクトマネージャなどの役割分担や、プロジェクトの背景、内容などを考えていった。
私たちのチームは「桃太郎」を選び、桃太郎をプロジェクトマネージャとして、桃太郎の目線で発足動機や目的を考えた。
作成課題である「プロジェクト憲章」や「ガントチャート」は、前回までの研修で講義を受け課題として提出までしてはいるものの、今回はチーム単位での作業である。
作成手順はプロジェクト発足背景など各自で想像する部分は、チームメンバーのやり方や考え方の違いが大きく、そのすり合わせが非常に難しかった。
自分の考えをメンバーに説明し、互いが納得する形でまとめなくてはならない。ひとりで作成する時よりもずっと難しく頭を使う作業だった。
しかし、ひとりで黙々と作業するより議論しながら進めることは思いのほか楽しいようで、みんなの表情は生き生きとしていた。
チームごとに与えられたホワイトボードに、ネットワーク図などを書き出し、周りも見えないほど白熱した議論をしていた。熱中するあまりお昼休憩に入っても気づかないほどだった。
最後は各チームが作成ポイントを交えながら発表した。
まとめきれなかったチーム、細かく見積まで出せていたチームなど、それぞれの個性が出ていた。自分たちのチームとはまた別の考えを聞くことも楽しく、新しい発見へと繋がり、発表の緊張はあれど終始和やかなムードで終わった。
実際に私たちのような新米ITセクレタリィ®がプロジェクトマネージャ(PM)やプロジェクトマネジメントオフィス(PMO)として現場に行くのはまだ先になりそうだが、今回の研修を通して以下の2点を痛感した。
・自分の考えを人に伝えることの難しさ
・コミュニケーションの大切さ
自分の意見をきちんと言葉にし、相手の言葉に耳を傾け、双方にコミュニケーションを深める。
これは日頃の業務でも大切なことではないだろうか。自分ひとりではなく、みんながそれを意識することでよりよい仕事ができるようになるのではないか、そう改めて思うことができた研修となった。