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気になるクラウドの最新のトレンドを追う!

近年、クラウドコンピューティングは大きな成長を遂げ、ビジネス界に広く影響を与えるようになった。
2013年に行われた調査では、世界の中小企業のうち60%がクラウドサービスを利用しており、
72%がサーバの大部分を仮想化していたという。

クラウドテクノロジーは今後ますます発展を続けていくことが予想される。
ここでは、今年注目すべきクラウドコンピューティングのトレンドを用語解説の形で紹介する。

 

ハイブリッドクラウド

パブリッククラウドを使うと、安価にワールドクラスのテクノロジーを事業に取り入れることができるが、同時にセキュリティー面への不安がつきまとう。
一方、プライベートクラウドでは、パブリッククラウドの抱える問題を解決することができるが、大きな費用がかかる。
そんなジレンマへの解決策がハイブリッドクラウドである。
ハイブリッドクラウドへ移行することで、ビジネス運営の柔軟性、予算の削減、セキュリティーの強化、パフォーマンスの向上などを実現することができる。

 

BYOD (ブリング・ユア・オウン・デバイス)

従業員が自分のラップトップやモバイル端末を使用して業務に当たるスタイルのことを、BYOD(ブリング・ユア・オウン・デバイス)と呼ぶ。
これによって、会社の外から社内のデータにアクセスすることが容易になり、業務スタイルが以前より柔軟になる。
BYODを採用すると、会社はIT予算を削減することができ、また従業員は使い慣れたデバイスを使用して仕事に当たることができるので、双方にとって利点がある。
しかし、同時に持ち上がるセキュリティー問題については、常に気を配る必要がある。

 

PaaS (Platform-as-a-Service)

PaaSによって、企業はプロバイダーによって提供されるウェブ上のプラットフォームを使ってソフトウェア開発を行うことができる。
これにより、LAMPスタックやOSのインストールや管理に時間と労力を費やす必要なく、事業に専念することができる。
クラウドによって提供される主なサービスにはSaaS、PaaS、IaaSなどがあるが、アプリケーションやサービスの種類によって適切に選択し使い分けることが大切である。

 

ビッグデータ分析

ビッグデータ分析機能は、今後数年のうちにサービスとしてクラウド上で提供されるようになるであろうと予想されている。
これによって、企業規模に関わらずビッグデータ分析を行うことが可能になり、中小企業もグローバルマーケットに参入することがこれまで以上に容易となるだろう。

 

アイデンティティマネジメントとプロテクション

アイデンティティマネジメントとは、システム内におけるユーザーのID管理のことを指す。
クラウドを使用した複雑なシステム内では、各ユーザーがどの情報にアクセスしどのような作業を行うことが許可されているのかを、適切に管理する必要がある。
システムがどんどん複雑化し、BYODを導入する企業も増えている中で、アイデンティティマネジメントの重要性は今後さらに高まっていくものと予想される。

 

まとめ

クラウドコンピューティングは日々進化を遂げている。
クラウドを有効に活用し作業の効率化を図るためには、次々と生み出される新しい技術に関する情報に対して常にアンテナを張り、自分の事業に合ったサービスを適切に採用していくことが大切である。

 

【参考】:海外・外部サイト

7 Major Current Trends in Cloud Computing
Hybrid Cloud Computing Overview & Benefits
Pros and Cons of BYOD (Bring Your Own Device)
SaaS, PaaS and IaaS: which cloud service model is for you?
Identity Management In The Cloud

 

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