株式会社エヌ・アンド・アイ・システムズ

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Technology

 

現代の企業活動を支えるネットワークは、ハードウェアサーバーなどの設備、回線、ソフトウェアなどが組み合わさって成り立っている。

ITの進歩と企業の発展につれ日々複雑さが増してくるネットワークにおいても、スムーズな業務遂行のためには効率化が必須である。

そこで、今回はネットワークインフラの最適化に焦点をあててみよう。

 

ADC(アプリケーションデリバリコントローラ)に着目

 

ADCと略されるアプリケーションデリバリコントローラはサーバの負荷分散装置のひとつで、さまざまな機能を内蔵している。ネットワークインフラの最適化手段として、ADCには以下のような利点がある。

 

  • ADCをTCPプロキシとして用いることにより、ユーザーの多量のTCP接続を可能にしつつ、サーバとの接続にかかる時間を短縮。
  • ADCは第2層から第7層の情報を元にトラフィックを振り分けるようになっており、帯域幅を最適化する。
  •  グローバルサーバーロードバランシング(広域負荷分散)機能により、最速のパスを選んでくれ、ネットワークの効率をあげる。

 

 

他の観点からも最適化を考える

 

ADCの導入の他、以下のポイントからも最適化を考慮すると良いだろう。

 

1.ソフトウェアソリューション

 

IT専門調査会社であるIDCは、2020年には40,000エクサバイトへと、デジタル世界がその規模を急速に拡大すると予想している。つまり、ビッグデータ時代も到来し、扱うデータの量も以前とは比べものにならなくなってきている。

 

したがって、IT担当者は個々の動きを注視しながら同時に広範なネットワーク全体の動きを管理せねばならないという、オーケストラ指揮者さながらの役割が求められている。

 

そこで、規模が拡大し複雑さが増すネットワークを効率的に運用するために、ソリューションとして自社の要望に適したソフトウェアへ投資するのもひとつの方法である。指揮者なみの役割を、ソフトウェアに一任というのもまた最適化の手段のひとつなのだ。

 

2.仮想化

 

仮想化の利点はコストのみではない。ネットワークインフラの最適化の良い手段のひとつでもあるのだ。

 

2013年のZDNet Japanとヴイエムウェアによる共同アンケート結果によれば、国内の中堅・中小企業の61%がすでに仮想化を導入済みとのこと。もし、仮想化がまだであるのならば、ぜひ検討してほしい。

 

 

 

まとめ

 

何事によらず「最適化」というものは一回やればそれで万全というものではない。ITおよび世の中の急速な進歩にあわせて素早く対応していける柔軟性を保ちたいものである。これは、という新しいソリューションがないか、常に目を光らせておこう。

 

 

参考:※外部リンク

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