社内研修【ITビジネス概論(入門編)】を受講しました !
こんにちは!営業部Tです!
2019年8月24日(土)本社(神保町)にて、『ITビジネス概論(入門編)』研修が開催されました。私も参加してきましたので、研修概要と所感をコラムとしてまとめてみました。皆様のご参考になれば幸いです。
実施概要
講師は弊社エグゼクティブフェロー・Marketing&Consulting室長の内藤さんが担当し、受講生としてITセクレタリィという職種や中途入社のメンバーを中心に約40名の社員が参加しました。
講義の目的
仕事に就いたあとに成長できる“基礎”の習得、そして生涯継続的に“楽しみながら学習していく習慣”を身につけること。そんな広い目的で講義が始まりました。
ITビジネスとは?
ITの要素を含むすべてのビジネスのことを指します。一口にITビジネスと言っても非常に幅が広いのだなぁ、と改めて考えさせられました。
- コンピュータやインターネット、それらを中心とするN/Wを活用する技術(=IT)
- そのITとセキュリティやシステム運用/ITOなどの周辺領域をサービスとして提供するもの
- ネット通販、ネット証券、ネット広告…のような、ITを活用して提供するサービスやビジネス
「IT」とは何を指しているのか?「ビジネス」とはそもそもどういうことなのか?私たちの仕事はどこにセグメントされるのか?セグメントごとの違いは何なのか?
1つ1つの用語や意味・歴史などを紐解いてゆき、理解していく講義でした。
研修内容(まとめ)
どのようなことを学んだのか、印象に残った内容を自分なりに簡単にまとめてみました。
【講義が始まる前に確認】
- 基礎知識は一見するとほとんど価値がないように見えるが、実際に仕事をしていきながら自分自身の価値を積み上げるためには必須。
- 知識やスキルだけではなく、人間力を高めることも重要。
- 自主的に成長していかないと諸外国から取り残されていく(私たちの生涯年収にも大きく影響してしまう)。
【IT分野におけるビジネスとは?】
- 現代では様々なコンピュータが組み合わさりネットワークを介して接続して一つのサービスとして機能している、これらに関わる全ての技術をITと言う。
- ビジネスとは「継続的に利益を生み出し、顧客と価値を創造する仕組み」。
- 自分にとっての働く意味も大切だが、自分がサポートする「相手の働く意味」を理解することも大切。
- 価値とは「価値観」であり、変化する社会の流れの中で客観的に判断し、柔軟に変化に対応・調整することが重要。
- 自分たちの商流とその立ち位置によってビジネス形態や役割が異なるので、自身がどこにいるのか把握することが重要。
- 日本の一般オフィス業務では、分業を機能させるために「IT」と「コミュニケーション」が大切。
【SIビジネスとは?】
- IT業界では、様々なIT技術やITサービスを提供する会社がエコシステム(生態系)のように連携して機能している。
- 現時点での日本のITビジネスの主流はまだSIビジネスであり、そのビジネス慣習や感覚がITビジネスの常識となっている。これらを覚えることも重要であると同時に、サービスビジネスなどの他ビジネスを展開する際にはその常識に縛られているだけではいけない。
- 日本ではユーザ企業(顧客)は自社だけでシステム開発や構築をせず、システムインテグレータに丸ごと一任するケースが一般的。
- システムインテグレーションは1社だけでは対応できないことが多いため、様々なパートナーと連携してシステムを開発・構築することが多い。
- 契約形態は大きく「請負」「準委任」「派遣」の3種類だが、細かく言うとたくさんの契約形態・種類がある。
【アウトソーシングとは?】
- IT企業にとってのサービスとは「継続的に無形の価値を提供するもの」。
- アウトソーシングはサービスの1種であり、ほぼ外部委託に等しいがニュアンス的には少し異なる。
- アウトソーシングには、大きくITOとBPOの2種類があり、IT関連がITOでそれ以外のアウトソーシングがBPO。
- ヘルプデスクと、サービスデスク、コールセンター、社内SE(情報システム部)の違いは?
- PMOは「Project Management Office」の略であり、日本と欧米におけるPMOは全く異なる。
などなど………
…
約4時間の講義が終わりました。
普段耳にする言葉1つ1つの意味、その歴史、IT業界の現状。
自分たちの立ち位置がどこなのか、どういう方向に進んでいかなければならないのか、深く考えさせられた研修でした。
最後に、次回「ITビジネス概論(未来編)」研修の予告がありました。
- 現在、世界のビジネスでは何が起き、どのように変化しているのか。
- 新聞などでよく目にする「失われた20年、30年」とは? 世界の企業の時価総額ランキングの過去(約30年前)と現在を比較すると浮彫になる日本企業の実状は?
- DX時代のITビジネスとしての基礎知識や心構えなど、10年後に対応するためのスキルを身につけるためには・・・。
ITの技術的な部分も大事ですが、最終的には“人としてどのように成長していくのか”が大切だと改めて認識しました。
自分の役割や価値を自身でよく理解することはもちろんのこと、関わる人にも理解してもらい、「一緒に仕事をしたい」と思われる魅力的な人になれるよう頑張っていきたいと思います。