2021年 年頭のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
2021年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は新型コロナウィルス感染症の影響により社会の様子が一変し、わたしたち(N&Iシステムズ)にとっても事業環境が大きく変化した1年でした。
しかしながら、5年前から進めてきた柔軟な組織構造への転換、業務のDX化、社員のITリテラシーの向上などにより、ハイブリッドなワークスタイルに移行し、スムーズに事業を継続することができました。結果、当社はこのような状況の中においても、変化に対応して成長し、おかげさまで増収増益になりました。
さて、昨年末に、当社の長期経営方針である “10年ビジョン” を策定しました。
“すべてのひとに、社会に、やさしいDXを 感動のDXを” をテーマに掲げました。
今後10年において、ぜひ実現させたい2つの事業は、
“DXインテグレーション事業” と “特化型プラットフォームサービス事業” です。
これからの10年、企業経営においてもパラダイムシフトが起こり、「先を読む経営」から「先が読めないことを前提とした経営」へと舵を切る必要があります。すなわち、過去の経験値だけに頼らない、リアルタイムなデータ活用によるDX経営が必要になってまいります。5G、IoT、クラウド、AIなど新しいテクノロジーがビジネス戦略の中核をなし、企業経営においてこれまで以上にデータ資産をいかに活用するかが鍵となり、データ主導の世界になっていくと考えられます。お客様の加速度的に増大していくデータ資産をどのように活用し、どのように変革していくか、その実現の具体的な支援が “DXインテグレータ™” としての役割と考えております。昨年スタートした “DXインテグレーションセンター™” は、お客様のワンストップの相談窓口として、さらに強化してまいります。
一方、従来の「財務的な利益追求」は、企業生存のための前提であるため、これからの10年の企業目標を「社会的な価値追求」「社会貢献」へと移します。
当社は、ボランティア参加でなく、コア事業によるSDGsへの本格的な取り組みを行います。SDGs17項目のうち、「 8.働きがいも経済成長も」「 9.産業と技術革新の基盤をつくろう」「 17.パートナーシップで目標を達成しよう」 を目標とします。
これからの10年を生き抜くために、DX事業の基本に、パートナーシップを前提としたエコシステムを置きます。本年からスタートするホールディングス体制(新会社 ナイル・コーポレーションの設立)もこの考えに基づいたものです。
もう1つのゴールである “特化型プラットフォームサービス事業” は、当社に蓄積されたDXならびに特定業務ノウハウにより、B2BのSaaSを展開します。BPOとのハイブリッド・サービスを創造し、特定業務・業界分野でデファクトなプラットフォーム企業をめざします。
当社のめざす “DXインテグレーションサービス” と “特化型プラットフォームサービス” において、だれにもやさしいDXを実現し、社会的課題の解決による社会貢献をめざします。
まだまだ新型コロナウイルス感染症の完全なる終息が見えない中、今後も社員一同、お客様の感動のために、一段高い価値の提供を目指してまいりますので、引き続き変わらぬご指導ご愛顧を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
最後に、皆さまにとって、充実した幸せな一年となることを祈念して、年頭のごあいさつとさせていただきます。
株式会社エヌ・アンド・アイ・システムズ
代表取締役社長 川瀬 勉